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排卵誘発剤の副作用が気になる・・・どんな種類があるの??

2019年11月1日 金曜日

皆さま、こんにちは。 不妊治療ではお馴染みの排卵誘発剤ですが、 気になるのはその副作用です。   自然に排卵することが難しい方や、排卵のタイミングを掴むために とても有効なお薬ですが、ホルモンを調整する薬と思うと ちょっと怖くなってしまい、できれば使いたくないと思われる方も少なくはありません。   しっかりと種類や効果、副作用を理解し治療に臨みましょう。     【なぜ排卵誘発剤を使用するの?】 妊娠するためには、きちんと排卵されていることが条件になります。 通常毎月1個の卵子が排卵されますが、自然に排卵できない排卵障害がある場合、 排卵誘発剤を使い卵巣を刺激することによって排卵を起こさせます。   多嚢胞性卵巣症候群や無月経、生理不順が原因による無排卵だけでなく、 排卵日をある程度特定しタイミングを計ったり、 体外受精、顕微授精での妊娠率を上げるためにも使用されます。     【排卵誘発剤の種類は?】 排卵誘発剤には経口薬と注射の2種類があります。   <経口薬> ・クロミッド ・フェミロン ・セキソビット ・セロフェン ・フェマーラ など   フェマーラはもともと乳がん治療に使用される薬で、 エストロゲンを抑制する働きがあります。 他の排卵誘発剤のように複数の卵子を成長させ排卵させるのではなく、 育った1個の卵子を排卵させます。   クロミッドやセキソビットなどは卵巣を刺激する事により 排卵を起こさせる薬で、1度に2つ以上の排卵が起こる事が多くあります。     <注射> ・hMG注射 ・hCG注射   経口薬であまり効果が見られない場合、注射に切り替えて使用します。 hMG注射は直接卵巣に働きかけるかなり強い排卵誘発剤で、 生理が始まってから数回筋肉注射で投薬します。 卵胞を複数育て、三つ子など多胎妊娠の確立は20%となります。   hCG注射は成熟した卵胞の排卵を促す働きがあります。 注射すると24時間~36時間以内に排卵するので、 排卵のタイミングを確実に捉えることができます。       【気になる副作用は・・・?】 3d60f4302a5107661cce7dd13c894eb7_s   ●卵巣過剰刺激症候群(OHSS) 排卵誘発剤は卵巣を刺激することで、排卵を起こす薬ですので、 刺激された卵巣が膨れ上がり、お腹や胸に水がたまるなどの症状が現れる場合があります。 これが卵巣過剰刺激症候群(OHSS)です。 お腹が張る、急な体重増加、おしっこの量が少なくなる、吐き気がするなどの症状に 気づいた場合は、すぐに担当医に相談するようにしましょう。     ●子宮内膜が薄くなる クロミッドには子宮内膜を薄くするという副作用が報告されてます。 子宮内膜が薄くなると着床しずらくなり妊娠率が下がってしまう可能性もあります。   もともと子宮内膜が薄い方も、血が足りていない証拠ですので、 棗参宝などで補血するのがお勧めです。     ●多胎妊娠 多胎妊娠とは、双子以上の複数の妊娠の事です。 排卵誘発剤を使うと、2つ以上の排卵が起こる可能性が高くなりますので、 双子や三つ子の妊娠する確率が高くなります。   多胎妊娠は早産や母体への負担が大きくなります。     ●頸管粘液の量が減る 排卵時に増え精子が進む手助けとなる頸管粘液ですが、 クロミッドの服用で量が減ることがあります。   ●頭痛、吐き気など 排卵誘発剤で頭痛や吐き気などの不調がでる場合もあります。   ●注射部分にアレルギー反応が出る 注射することによりアレルギー反応が起こる方もいて、 注射した部分が赤く腫れることがあります。     お薬には必ず副作用があります。   担当医師や薬剤師の話をしっかりと聞いて、 自分自身でも効果と副作用をしっかりと把握する事が大事ですね。   medical_funin_soudan   *********************** 萬育堂薬房 〒530-0046 大阪府大阪市北区菅原町10-11ジーニス大阪105号 TEL:06-6311-5181 Mail:info@banikudo.com PCサイト:http://www.banikudo.com/ 子宝サイト:http://kodakara.banikudo.com/ LINE : @banikudo FBページ : https://www.facebook.com/banikudo TwitterID : banikudo ***********************  

着床までにかかる日数は?

2016年7月30日 土曜日

妊娠するチャンスは1ヶ月に1回しか巡ってこず、

排卵日のタイミングをしっかりと合わせて夫婦生活を持つことがまず重要です。

 

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卵胞が18~22mmほどになると、左右どちらかの卵巣から1つの卵子が排卵されます。

左右どちらの卵巣から排卵するかは決まっていることではありませんが、

右からの排卵のほうが若干多く、妊娠率も高いと言われているそうです。

年齢が若いと左右交互に排卵することが多く、30歳を超えると同じ側からの排卵が多くなります。

 

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排卵された卵子の寿命は約24時間です。

排卵後卵子は卵管で精子を待ちます。 24時間以内に精子と出会わなければ妊娠に至りません。    

 

一方で精子の寿命は2日~5日程で、1度の射精で何億個もの精子が排出されます。

精子は膣から子宮内に入り卵管にたどり着くまでに淘汰され、最終的に卵子のいる卵管にたどり着くころには、

数十匹~数百匹にまで減ってしまいます。 膣内に射精されてから卵子に巡り合うまでの時間は、数十分から数時間かかるのだそうです。 118837  

 

では、受精してから着床するまでにはどのくらいの時間が経っているのでしょうか。    

精子と卵子が巡り合い、上手く受精できると「受精卵」となります。

受精から4~6日間、細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り「胚盤胞」と呼ばれる状態になります。

胚盤胞は子宮腔内にたどり着き、子宮内で着床のタイミングを待ちます。    

 

受精してから7日目に、着床が始まります。

5日間ほどかけながら、子宮内膜に潜り込み根を張ります。

着床が成功すれば、妊娠が成立し胎盤が作られます。 受精から約13日ほどです。

妊娠が成立していなければ、ちょうど次の生理が始まるころです。    

排卵から着床までの3Dアニメーション動画を見つけました。  

https://youtu.be/_YTdKJFUoWo        

 

お腹の中でこんなことが起こっているなんて、 とても神秘的ですよね。

  夫婦生活をもってから、受精、着床まで体感することや実際に見ることはできませんが、

今どんな状態か分かっていると気持ちも変わってくるのではないでしょうか。      

 

 

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