皆さん、こんにちは。
鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本です(^o^)/
皆さんは「プロラクチン」というホルモンをご存知でしょうか?
脳の「下垂体」という部分からから分泌される「乳汁分泌ホルモン」のことで、妊娠中、授乳中に増加するホルモンのことです。
ですが、妊娠中でもないのにこの「プロラクチン」を異常に分泌してしまう「高プロラクチン血症」といった症状があり、
結果的に不妊や無月経などの症状を招くことがあります。
今回はこの「プロラクチン」について紹介します。
役割や高プロラクチン血症の症状や原因、もしかしたら「高プロラクチン血症かも?」と思った時に受けてほしい検査方法などを知っていただければと思います!
まずプロラクチンとは?
脳にある「下垂体」で分泌されるホルモンの一つで、
乳腺を発達させたり、乳腺で母乳を作らせたり、子宮を収縮させる、排卵を止めるといった働きを持ちます。
プロラクチンの正常値は?
プロラクチンの正常値は非妊娠時でおおよそ「3~30ng/ml」とされています。
※検査方法や会社によって多少のばらつきはあります
高プロラクチン血症とは?
何らかの原因によって、プロラクチンの値が正常範囲を超えているものを言います。
高プロラクチン血症になると、妊娠・授乳していないのにも関わらず卵巣機能を抑制してしまい、生理が不順になってしまったり、母乳が出るといった症状が起きる場合があります。
また、妊娠を望む方には「不妊の原因」となる場合もあります。
高プロラクチン血症の原因
①プロラクチノーマ
脳の下垂体に「腫瘍」ができることによって、高プロラクチン血症を起こす場合があります。
②薬剤の副作用
抗精神病薬や胃潰瘍のお薬、ピルなどの副作用によって高プロラクチン血症となる場合があります。
③ストレス
ストレスによってもプロラクチンの値が上昇することがあると考えられます。
④甲状腺機能低下症
TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌増加によって、プロラクチンの分泌が増加します。
高プロラクチン血症の治療
原因によって治療内容は異なり、例えばプロラクチノーマであれば手術や内服、お薬によるものであれば中止や種類の変更、プロラクチンを抑えるお薬の追加などが選択されます。
高プロラクチン血症の症状とは?
①母乳の分泌
プロラクチンの作用により母乳が産生、分泌されます。
②排卵の停止
卵巣の機能が抑制されることによって、排卵が止まり月経が不順になったり停止してしまうことがあります。
③流産
卵巣がきちんと機能せず、黄体ホルモンがしっかり産生されないことで黄体機能不全の状態になってしまうことがあります。
④不妊
有効な排卵が起こらなかったり、黄体ホルモンの分泌不漁によって着床しにくい状態になったりし、不妊の原因となることがあります。
⑤吐き気や視野狭窄、めまい
原因が下垂体の腫瘍(プロラクチノーマ)である場合には、こういった症状が起こることもあります。
【内容】
血液検査により血中プロラクチンの濃度を測ることになります。また、視野狭窄などその他の症状があれば、脳MRIなどが追加されます。
【費用 】
血液検査の項目や画像検査などを追加するかどうかによって異なりますが、通常健康保険の適用範囲内で行われます。
また、プロラクチンの数値が低い場合は、以下のような悪影響を与えます。
症状
・妊娠しにくくなる
・出産後の母乳が少なくなる
【原因】
脳下垂体の機能低下、脳下垂体腫瘍、薬剤の副作用(ドパミン作動薬など)、Sheehan症候群や甲状腺機能亢進症などが挙げられます。
【治療法】
まず原因を探し、腫瘍などがあれば手術、薬剤性であればお薬の変更などが行われます。
・・・不妊の原因としてあげられる「高プロラクチン血症」
もしかしたら?と思ったら、まずは産婦人科へ受診しましょう!
参考URL:https://news.nifty.com/article/item/neta/12124-5528/
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