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妊娠していないのに「おっぱいが出る?!」不妊の原因!高プロラクチン血症

2019年12月3日 火曜日

皆さん、こんにちは。
鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本です(^o^)/

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皆さんは「プロラクチン」というホルモンをご存知でしょうか?
脳の「下垂体」という部分からから分泌される「乳汁分泌ホルモン」のことで、妊娠中、授乳中に増加するホルモンのことです。

 

ですが、妊娠中でもないのにこの「プロラクチン」を異常に分泌してしまう「高プロラクチン血症」といった症状があり、
結果的に不妊や無月経などの症状を招くことがあります。

 

今回はこの「プロラクチン」について紹介します。
役割や高プロラクチン血症の症状や原因、もしかしたら「高プロラクチン血症かも?」と思った時に受けてほしい検査方法などを知っていただければと思います!

 

まずプロラクチンとは?
脳にある「下垂体」で分泌されるホルモンの一つで、
乳腺を発達させたり、乳腺で母乳を作らせたり、子宮を収縮させる、排卵を止めるといった働きを持ちます。

 

プロラクチンの正常値は?
プロラクチンの正常値は非妊娠時でおおよそ「3~30ng/ml」とされています。
※検査方法や会社によって多少のばらつきはあります

 

高プロラクチン血症とは?
何らかの原因によって、プロラクチンの値が正常範囲を超えているものを言います。
高プロラクチン血症になると、妊娠・授乳していないのにも関わらず卵巣機能を抑制してしまい、生理が不順になってしまったり、母乳が出るといった症状が起きる場合があります。
また、妊娠を望む方には「不妊の原因」となる場合もあります。

 

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高プロラクチン血症の原因

①プロラクチノーマ
脳の下垂体に「腫瘍」ができることによって、高プロラクチン血症を起こす場合があります。

②薬剤の副作用
抗精神病薬や胃潰瘍のお薬、ピルなどの副作用によって高プロラクチン血症となる場合があります。

③ストレス
ストレスによってもプロラクチンの値が上昇することがあると考えられます。

④甲状腺機能低下症
TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌増加によって、プロラクチンの分泌が増加します。
高プロラクチン血症の治療
原因によって治療内容は異なり、例えばプロラクチノーマであれば手術や内服、お薬によるものであれば中止や種類の変更、プロラクチンを抑えるお薬の追加などが選択されます。

 

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高プロラクチン血症の症状とは?

①母乳の分泌
プロラクチンの作用により母乳が産生、分泌されます。

②排卵の停止
卵巣の機能が抑制されることによって、排卵が止まり月経が不順になったり停止してしまうことがあります。

③流産
卵巣がきちんと機能せず、黄体ホルモンがしっかり産生されないことで黄体機能不全の状態になってしまうことがあります。

④不妊
有効な排卵が起こらなかったり、黄体ホルモンの分泌不漁によって着床しにくい状態になったりし、不妊の原因となることがあります。

⑤吐き気や視野狭窄、めまい
原因が下垂体の腫瘍(プロラクチノーマ)である場合には、こういった症状が起こることもあります。

 

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高プロラクチン血症を疑う場合に行われる検査とは?

【内容】
血液検査により血中プロラクチンの濃度を測ることになります。また、視野狭窄などその他の症状があれば、脳MRIなどが追加されます。

【費用 】
血液検査の項目や画像検査などを追加するかどうかによって異なりますが、通常健康保険の適用範囲内で行われます。

 

また、プロラクチンの数値が低い場合は、以下のような悪影響を与えます。

症状
・妊娠しにくくなる
・出産後の母乳が少なくなる

【原因】
脳下垂体の機能低下、脳下垂体腫瘍、薬剤の副作用(ドパミン作動薬など)、Sheehan症候群や甲状腺機能亢進症などが挙げられます。

【治療法】
まず原因を探し、腫瘍などがあれば手術、薬剤性であればお薬の変更などが行われます。

 

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・・・不妊の原因としてあげられる「高プロラクチン血症」
もしかしたら?と思ったら、まずは産婦人科へ受診しましょう!

参考URL:https://news.nifty.com/article/item/neta/12124-5528/

 

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萬育堂薬房
橋本みさき
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不妊とこころのケア

2016年7月15日 金曜日

皆さんこんにちは。

本日は不妊と心のケアについて。

 

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不妊症と心理的な不安やストレスの関係性について、以下のような論文が発表されています。    

 

Stress, distress and outcome of assisted reproductive technology (ART): a meta-analysis.

「ストレス、苦悩と生殖補助技術(ART)の結果:メタアナリシス」   BACKGROUND: A number of studies have investigated the relationship between psychological factors such as stress and distress (measured as anxiety and depression) and outcomes of assisted reproductive technology (ART). The results, however, are inconsistent, and the strength of any associations remains to be clarified. We conducted a systematic review and meta-analysis of the results of studies reporting on the associations between stress, anxiety, and depression and ART outcomes. METHODS: Prospective studies reporting data on associations between stress or distress in female patients and ART outcome were identified and evaluated by two independent researchers according to an a priori developed codebook. Authors were contacted in cases of insufficient data reporting. Stress was defined as perceived stress, work-related stress, minor life events or major life events, and distress was defined as anxiety or depression. RESULTS: A total of 31 prospective studies were included. Small, statistically significant, pooled effect sizes were found for stress [ESr, effect size correlation) = -0.08; P = 0.02, 95% confidence interval (CI): -0.15, -0.01], trait anxiety (ESr = -0.14; P = 0.02, 95% CI: -0.25, -0.03) and state anxiety (ESr = -0.10, P = 0.03, 95% CI: -0.19, -0.01), indicating negative associations with clinical pregnancy rates. A non-significant trend (Esr = -0.11, P = 0.06) was found for an association between depression and clinical pregnancy. For serum pregnancy tests and live birth rates, associations between trait anxiety or state anxiety were not significant. The fail safe number did not exceed the suggested criterion in any analyses, between-study heterogeneity was considerable and the mean age, mean duration of infertility and percentage of first time ART attenders in the study samples were found to moderate several of the associations. CONCLUSIONS: Small but significant associations were found between stress and distress and reduced pregnancy chances with ART. However, there were a limited number of studies and considerable between-study heterogeneity. Taken together, the influence of stress and distress on ART outcome may appear somewhat limited.  

文献元:Hum Reprod 2011; 26: 2763    

 

内容を簡単に要約すると、ストレスや不安が体外受精の妊娠率を8~14%低下させるという結果が得られたが、

「抑うつ」と妊娠率低下の関連は認められなかったと記されています。

 

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子供を作ろうと夫婦生活を持ち、すぐに妊娠できると思っていたのに 1年、2年と妊娠しない期間が長くなるにつれ、

自分には妊娠する力がないのではないかと 毎月生理が来るたびに落ち込み、不安やストレスを感じてしまいます。

 不妊が原因で、ストレスやうつを引き起こすことは容易に想像がつきますが、

逆に心理的負担が不妊の原因になるかどうかという事については、今まで多くの研究が行われてきました。  

この論文は複数の研究からデータを収集、統合し、不安やストレスの妊娠率低下の関連性を分析し上記の結論を出しています。  

つまり、妊娠しないことに強くストレスを感じてしまい、 またそのストレスが不妊の原因になり得るという事です。  

赤ちゃんを望んでいる場合は、ストレスや不安を上手く解消し乗り切ることがカギとも言えます。      

 

とは言っても、落ち込むなというのは無理な話で、ストレスを感じる自分を責めることが、 また大きな心の負担になってしまいます。

生理が来たときは落ち込んだっていいんです。     涙が出てきても大丈夫です。      

1回落ち込んで、深呼吸して、気がまぎれる事やテンションの上がる事、自分なりの不安やストレスの解消法を見つけて実践するようにしましょう。

 

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カウンセリングを受けるのもひとつの方法です。     カウンセリングを受けるのに抵抗がある方もいらっしゃいますが、

自分の心のために、利用できるものは利用しましょう。      

萬育堂薬房でのカウンセリングは無料です。 お話だけでも大丈夫です。    

カッサや温灸でリラクゼーション&リフレッシュもできます(^^♪    

ぜひ一度萬育堂にお越しください。スタッフ一同しっかりとサポートさせて頂きます。

 

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妊娠しやすい3つの条件とは?

2016年5月28日 土曜日

皆さんこんにちは。
鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本みさきです!

 

本日は「妊娠しやすい3つの条件」をご紹介します。

まず不妊の原因ですがパーセンテージで表すと下記のようになります。

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このように不妊は女性だけが原因ではなく、男性側にも何らかの原因が関係していることが分かります。

 

男女別の主な理由は・・・

女性の不妊原因

  • 排卵障害
  • 卵管障害
  • 子宮障害
  • 子宮頸管の精子通過障害 など

 

男性の不妊原因

  • 突発性相精機能障害
  • 精索動脈瘤
  • 閉塞性無精子症
  • 染色体異常 など

 

日頃からの生活習慣、食生活、嗜好品なども関わっていることは事実だと思います。

ヨーロッパ不妊学会では2002年に「夫の喫煙がART(生殖補助医療)に与える影響」として妊娠率の低下を発表しています。

結果として妊娠率が喫煙あり、なしでは約半分になるほど影響は大きいです。

 

また、女性が肥満傾向だと妊娠率がさがるといった傾向もあります。

排卵障害や多嚢胞性卵巣が肥満が原因で発症している方は現在の体重より5~10%減量できると、症状が軽減できたという結果もでています。

 

双方の健康状態は、妊娠に大きな影響を与えるということをしっかりとご夫婦で認識することが、

「赤ちゃんが欲しい!」という気持ちに繋がると思います。

 

そして妊娠できる為の条件として、外せない3つの項目があります。

  1. 質の良い卵子ができること
  2. 子宮内膜の血液循環が良好で適度な厚みがあること
  3. 精子の運動率が良く、奇形率がすくないこと

 

以上が大切な条件となってきます。

毎日缶コーヒー飲んでいませんか?甘いお菓子食べていませんか?タバコやお酒は控えていますか?適度な運動はしていますか?

添加物たっぷりの外食より愛情こもった奥様の美味しい手作りごはん食べていますか?睡眠はしっかりとれていますか?

冷たい食べ物、飲み物ばかりとっていませんか?靴下はいていますか?

 

妊活とは自分の健康を正すという意味もあります。

一人で悩まれずぜひ当店でご相談されてみてはいかがでしょうか?

 

どんな些細なお悩みでも構いません。当店の子宝カウンセラーがサポートします。

ご来店おまちしております(^^)

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萬育堂薬房 店長
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